「入社2年目だけど、すでに辞めたい…」
「仕事が全然できなくて辛い…」
「今の会社に残って頑張るべきか、辞めて転職するべきか迷っている」
このような悩みを解決する記事です。
こんにちは。はくです。
2019年に機械系の大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。
本記事では、僕の経験をもとに、新入社員が仕事を辞めたいと思ったときの対処法をお伝えします。
簡単に僕が会社を辞めようとした経緯も紹介するので、今の仕事を続けるか・辞めるかで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
僕の経歴
- 2013年:大学に入学
- 2017年:大学院に進学
- 2019年:半導体製造装置メーカーに入社
- 2023年現在:入社5年目
本題に入る前に、簡単に僕の経歴を紹介させてください。
冒頭で言ったとおり、僕は2019年に理系の大学院を卒業して、新卒で今の会社に入社しました。
この記事を書いている2023年現在は入社5年目です。
大学の学部は機械工学科、現在の職種は機械設計と、特に何の変哲もない経歴ですが、実は社会人2年目の時に今の仕事を辞めようとした過去があります。
別の記事でも書いていますが、上司に「辞めます」と伝えて、本当に辞める寸前までいきました。
詳しい経緯は以下で説明しているので、興味がある方は、読んでみてください。
入社2年目で辞めたいと思った理由
僕が入社2年目で仕事を辞めたいと思った理由は1つ。
今の仕事が向いていないと感じたからです。
これは「自分はこういう仕事が向いている・やってみたい」みたいな前向きな理由ではなく、単純に「仕事が全然できなくて辛い・辞めたい」と思ったということ。
同じ職種の方なら共感してくれるかもしれませんが、機械設計は学歴よりも、経験が重要な仕事です。
大学で習う知識よりも、仕事をしながら覚えていくことの方が圧倒的に多いので、入社当時は、自分1人だと「仕事が全然進まなくて辛い」と感じていました。
くわえて僕の場合は、人見知り・プライドが高いということもあり、わからないことを素直に先輩に聞くことができませんでした。
1人で調べたり考えていても答えが出ないので、時間だけかかって仕事が進まないという悪循環。
残業は増えるけど、仕事が終わっていないという状況がつづいて、辞めようと決意しました。
入社2年目で辞めたいと思った時にやったこと5つ
入社2年目で会社を辞めようと決意した僕ですが、上司に意向を伝えた1週間後に取り消しています。
理由は単純に、辞めるのが怖くなったこと。
当時は次の仕事や住む場所など何も決まっていないまま辞めようとしていたので、いざ退職が現実味を帯びてくると、急に不安になりました。
率直に言うと、辞める勇気もない「ビビリ」だったということです。
そのままもう一度上司に「やっぱり続けさせてください」と言いにいき、仕事を続けることになりました。
とはいえ、同じような働き方を続ければ、またすぐに辞めたくなると思った僕は、仕事を辞めないために以下のことを実践しました。
- 親や友人に相談する
- グループを異動する
- 転職サイトに登録する
- 機械設計の勉強をする
- 休む
親や友人に相談する
僕は、辞めると決意してから上司に伝えるまで、誰にも相談してなかったのですが、あらためて親や友人に会社を辞めようとしていたことを話しました。
もちろん、相談したことで具体的に何が解決したわけではありません。
ただ、同期と話したら、実は結構同じように感じている人も多く、自分だけではないことがわかりました。
また先輩や上司は結構引き止めてくれて、素直に嬉しかったのを覚えています。
勝手に「自分は仕事ができない」と思い込んでいましたが、「意外とそうでもない」「みんなこんなもんなのかな」と思えたことがプラスでした。
グループを異動する
これは僕が希望を出したわけではないですが、辞めようとしたタイミングで組織改編があり、グループが変わりました。
辞めたいと思った理由の1つにグループの人間関係が合わないこともあったので、グループが変わったのは結構大きかったです。
当時は、自分のグループが合わなければ、会社全体が合わないと思い込んでいました。
けれどグループが変わったことで、仕事は変わっていなくても、前より少しだけ楽に働けることがわかったのです。
なので、辞めるか転職するかの二択しか頭にない人は、異動希望を出してみるのも良いかと思います。
転職サイトに登録する
こちらは、結構後になってやったことです。
実際に転職するつもりはなくても、求人を調べたり、転職サイトに登録したりするのは良い解決策かなと思います。
やはり辛いと感じている時は、「今の会社がすべて」みたいな考え方になっていました。
転職サイトに登録すると視野が広がるし、また、自分では大したことないと思っている経歴でも、実は結構良い求人に応募できるみたいな発見もあります。
特に社会人2年目は、新卒や第二新卒扱いで転職できるので、登録だけでもしてみるのはアリです。
機械設計の勉強をする
個人的に1番効果があったのが、機械設計の勉強をしたこと。
機械設計に限らず、仕事に関係のあることを土日で勉強するようにしました。
これまでは、「仕事や仕事に関する勉強は就業中にするもの」と決め込んでいましたが、やはりこれでは成長できないのは当たり前です。
仕事ができないなら、勉強してスキルアップしようと考え、休日を利用して設計の勉強をし、学んだことを仕事で実践するようにしました。
このブログを始めたのもコレがきっかけで、勉強したことをブログにまとめることで、整理ができるし、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなっています。
結果的に、仕事に活かせて、上司からの評価も前より良くなったので、一番効果があったと感じています。
休む
さいごは、仕事を休むこと。
辞めたいと思っていた時は、毎朝憂うつな気分で車を運転し通勤するという日が続いていました。
会社が近づいてくるにつれてしんどくなり、「このまま左折(会社は直進)して帰りたい」と思うことが何度もありました。
そこで、当時コロナが発生した直後ぐらいだったこともあり、人生で初めて会社を3日ズル休みします。
「体調が悪く(コロナかもしれないから)念のため休む」という理由です。
たった3日ですが、会社を休んで実家に帰り、両親と話したりのんびり過ごすことで、かなりリフレッシュできたのを覚えています。
復帰後は初め不安もありましたですが、とくに何か言われることもなく、仕事も支障なく進んでいました。
この経験から「無理して働き続けてすぐ辞める」よりも、「定期的に休んで長く働き続ける」方が自分にとっても会社にとっても良いということを学びました。
入社5年目の今思うこと
さいごに、入社2年目で仕事を辞めようとした僕が、その後、入社5年目になって思うことをお伝えします。
それは、「あの時、辞めてれば良かったな」と思うことと、「辞めなくて良かったな」と思うことが半々ぐらいということです。
「辞める」のをやめて働き続けたあとも、「やっぱり辞めたい」と思うことは何度もありました。
仕事が上手くいかなかったり、忙しすぎたりする時は、「あの時辞めてれば…」と5年目になった今でも思います。
一方で、仕事で評価が上がってくると嬉しいですし、続けることでスキルや知識もついてきたので、「あの時、辞めなかったおかげ」とも思います。
結論、何が言いたいかと言うと「今の会社を辞めるのも、続けるのも、どちらも正解」ということです。
辞めて転職すれば今より良い仕事に就ける可能性もありますし、今の仕事を続けて働き方が改善される場合もあります。
大切なのは、今の「仕事を辞めたい」という状況を改善するために、何をするかということ。
それが転職でも良いですし、僕がやったように勉強したり、グループを異動したり、誰かに相談するのでもOK。
とくに新入社員や2年目は「仕事を辞めたい」と思う人が多いと思います。
今回紹介した内容が、少しでも参考になれば嬉しいです。
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