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半導体業界はやめとけと言われる理由3つとそれに反論する僕の意見

半導体業界はやめとけと言われる理由3つと、それに反論する僕の意見半導体業界
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「ネットやSNSで”半導体業界はやめとけ”みたいな投稿を見たけど、実際どうなの?」

「年収や残業時間、将来性が気になる」

「実際に半導体業界で働いている人の意見が聞きたい」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。機械設計エンジニアのはくです。

2019年に機械系の大学院を卒業し、現在は半導体製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。

今回は、「半導体業界はやめとけと言われる理由」についてお話します。

この記事を読むとわかること
  • 半導体業界の働き方(年収・残業・勤務地 etc)
  • 半導体業界の将来性

半導体業界は、高年収な企業が多いので、就職・転職を考えている方も多いですよね。

一方で、勤務地や残業時間、将来性が不安という方もいるはず。

そこで本記事では、実際に半導体製造装置メーカーで働いている僕が、半導体業界がやめとけと言われる理由とその実情についてお話します。

半導体業界への就職・転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

半導体業界の転職におすすめのエージェント

半導体業界はやめとけと言われる理由3つ

半導体業界はやめとけと言われる理由3つ

ネットやSNSで「半導体業界はやめとけ」と言われる理由は、主に3つです。

理由1:仕事が忙しく、海外転勤がある

1つ目は、働き方について。

半導体業界は、しばしば激務であると言われます。

「給料は多いけど、その分残業が多い・休日出勤がある」といった意見です。

しかしながら、激務かどうかは職種や役職によるというのが本当のところ。

僕の会社で言うと、技術職や営業は残業が多いですし、係長や課長など役職に就くと仕事量は増えるイメージです。

休日出勤は人によりますが、僕は年に2~3回ある程度。

技術職で言うと、プロセスエンジニアという職種は休日出勤が比較的多めかもしれません。(ちなみに僕の職種はメカエンジニアです。)

また、海外駐在についても全員があるわけではなく、営業、プロセスエンジニア、フィールドエンジニアなど、一部の職種に限られます。

僕自身は、今の職種のままなら、出張はあっても海外駐在する可能性はほぼ100%ありません。

もちろん、駐在は断ることができますし、受ける場合は手当がつくので年収はさらに増えます。(その分仕事も大変ですが。。)

ちなみに、駐在先はアメリカ、韓国、中国、台湾などがメインです。

まとめると、給料が高くて残業が少ない会社はないので、半導体業界に限った話ではないというのが僕の意見。

仕事よりもプライベートを優先したいという方は人事や経理、品証、資材部門を選べばいいですし、働いてガンガン稼ぎたいという方は技術職が向いているかなと思います。

理由2:海外勢が強く、日本企業は勝てない

2つ目は、日本の半導体企業は技術力が低く、海外勢に勝てないという意見。

これに関しては、半導体業界についてよく知らない・調べていない人が言っているのかなと思います。

たしかに、半導体メーカーはインテルやサムスン、TSMCなどの海外企業が有名です。

しかしながら、日本にもキオクシア(NAND型フラッシュメモリで世界2位)、ソニー(CMOSイメージセンサーで世界1位)など世界で高いシェアを獲得する企業は存在します。

また、製造装置メーカーや材料メーカーは日本勢が強く、たとえば東京エレクトロン(製造装置で売上高4位)、レーザーテック(半導体用マスク検査装置でシェア100%)、信越化学工業(シリコンウェーハで世界1位)など、世界で高いシェアを獲得する企業がたくさんあります。

これらの企業は技術力も高く、他社がマネできない製品をつくっているので、世界に通用しているのです。

理由3:将来性がない

3つ目は、将来性がないという意見。

これは、半導体業界が好況と不況を繰り返していることが原因と思われます。

半導体業界に特有の現象として、「シリコンサイクル」と呼ばれる景気循環があります。

これは、半導体不足になると半導体メーカーの受注が増え、設備投資も活発になるので製造装置メーカーや材料メーカーの受注も増えて、半導体業界全体の景気が良くなる。

一方で、生産が追いついてくると供給過剰になって半導体の価格は下がり、設備投資も抑えられるので業界全体の売り上げが下落するというサイクルのことです。

たとえば、2020年〜2021年にかけては新型コロナの影響で世界的な半導体不足が発生し、半導体業界の売り上げは急増しました。

一方で、2022年はやや潮目が変わって、需要が落ち着いてきているという見方があります。

したがって、「半導体業界は安定しない・波がある」というのが将来性がないという人の考えかと思いますが、長期的に見れば半導体業界の将来は明るいというのが、実際に働く僕の意見。

理由は2つあって、1つは自動運転やAIなどの発展によって今後ますます半導体の需要は増えること、そしてもう1つは不況でも(シリコンサイクルに関係なく)新しい製品の研究・開発は進めているということです。

半導体の需要が落ち着いて業績が下がると、給料(ボーナス)は下がります。

しかしながら、これで仕事量も減るわけではなく、新しい装置の開発は変わらず続けています。

長期的に見ればAIやIoT、自動運転の普及によって半導体の市場は拡大していきますし、そのために僕たちは開発を進めているのです。

半導体業界が向いている人の特徴

半導体業界が向いている人の特徴

ここまでの内容を踏まえて、半導体業界で働くのが向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。

半導体業界が向いているのは、ずばり以下のような人です。

  • ガンガン働いて稼ぎたい人
  • 海外で働きたい人
  • 最先端の研究・開発に興味がある人

何度も言っているように、半導体業界は「忙しいけど給料は高く、最先端の技術開発ができる仕事」です。

そのため、たくさん働いてガンガン稼ぎたい人にはおすすめの業界。

事務系の職種を選べば、ある程度プライベート優先の働き方もできます。

また、半導体メーカーは海外企業も多いので、営業やフィールドエンジニアやプロセスエンジニアを選択すれば海外出張や駐在のチャンスも多いです。

海外で働きたい人、英語力を活かしたい人には向いている仕事かなと思います。

半導体業界の就職・転職におすすめのサービス2社

さいごに、半導体業界の就職・転職におすすめのエージェントを2つ紹介します。

半導体業界は知名度が低く、就職・転職活動に関する情報が少ないのが悩みどころ。

そんな時は、1人で悩まずにプロのエージェントや、実際に就活・転職を経験した先輩社員にアドバイスを求めるのがおすすめです。

ここまでの記事を読んで、「半導体業界で働いてみたい」と思った方は、ぜひ下記のサービスを参考にしてみてください。

もちろん、僕のTwitter(@nanamemo_net)やInstagram(@haku_kikai.to.handotai)にDMいただければ、可能な限り相談に乗ります。

メーカー転職に特化した「マイナビメーカーAGENT」

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※マイナビのプロモーションを含みます。

マイナビメーカーAGENTは、就職・転職支援で有名な「マイナビ」が運営する転職エージェントです。

その名のとおり「製造業(メーカー)」に特化しているのが特徴。

半導体メーカーをはじめ、電気機器メーカーや自動車メーカー、化学メーカー、食品メーカーなど、エンジニアや技術者の転職に精通した専門チームを形成しています。

半導体業界に注目すると、半導体メーカーだけでなく、半導体製造装置メーカー、部品メーカー、材料メーカーなどの求人も豊富。

「未経験で転職しやすい職種」や「有利なスキル」「最新の求人動向」「将来性」、さらには逆に「半導体業界から他業界への転職」も紹介しています。

企業のWebサイトや転職サイトなどでは公開されていない非公開求人や独占求人も取り扱っているので、好条件で求人を探している方におすすめです。

エンジニア求人No.1の「メイテックネクスト」

メイテックネクスト

メイテックネクストも同じく、エンジニアに特化した転職支援サービスです。

常時1万件以上という豊富な求人数が強みで、エンジニア転職で業界No.1を誇ります。

たとえば、2023年11月現在で「半導体」の求人数を調べてみると、ヒットした求人数は3013件。

同様にマイナビメーカーAGENTでも調べた結果は958件なので、メイテックネクストの求人数がいかに多いかがわかります。

最近では、話題のRapidus(ラピダス)の求人も掲載されており、中途採用の応募や転職相談ができる数少ないエージェントの1つです。

まとめ:半導体業界の将来は明るい

半導体業界はやめとけと言われる理由3つと、それに反論する僕の意見

以上、半導体業界はやめとけと言われる理由と、それに反論する僕の意見を紹介しました。

半導体業界に限らず、向き・不向きは誰にでもあると思います。

年収や残業時間、勤務地、仕事内容など、自分の希望に合わせて仕事や業界を選んでみてください!

お知らせ

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