「機械設計エンジニアの年収ってどれくらいなの?」
「機械設計で年収が高い企業・業界があれば知りたい」
「機械設計として働いて、収入を上げる方法を教えてほしい…!」
このような疑問にお答えします。
こんにちは。機械設計エンジニアのはくです。
2019年に機械系の大学院を卒業し、現在は製造装置メーカーで機械設計士として働いています。
今回は、これから機械設計に就職・転職する人が気になるであろう「機械設計エンジニアの年収」について紹介します。
一般的な平均年収に加えて、僕の実際の年収や、収入をアップさせるための方法についても公開しています。
機械設計エンジニアの年収が気になる方には、必見の内容です。
それではまいりましょう。
機械設計エンジニアの平均年収はどれくらい?
機械設計エンジニアの平均年収を転職サイトで調べると、おおむね以下のとおり。
年代 | 日本の平均年収 | 機械設計士の平均年収 |
---|---|---|
20代 | 350万円 | 380万円 |
30代 | 450万円 | 500万円 |
40代 | 510万円 | 570万円 |
50代 | 610万円 | 680万円 |
日本の平均年収と比べるとやや高め、年齢が上がるにつれて年収が高くなるのは同じですね。
もちろん、会社の業績や業界によっても変わるので、つぎの章では実際に機械設計3年目である僕の年収についてお話します。
若手機械設計士である僕の年収を公開
冒頭にも書きましたが、僕は製造装置メーカーで機械設計エンジニアとして働いています。
この記事を書いている現在は3年目。一般的には、若手設計士の部類に入ります。
新卒2年目の僕の年収は、ずばり600万円くらい。
さきほど紹介した機械設計エンジニアの平均年収と比べても、かなり多い方です。
僕の年収が平均よりも多い理由としては、大手メーカーであること・残業が多いこと・ボーナスが多いことの3つが上げられます。
当然ですが、中小企業よりも大企業の方が年収は高くなります。
売上の規模が大きいので、仕事は大変ですが、その分給料も上がるからです。
また、残業が多ければ、その分年収は高くなります。
2年目の僕は、平均すると毎月50時間以上は残業をしていました。
中には70時間を超えそうな月もあり、振り返ってみるとかなり辛かったなと思います。
さらに、僕が務めている半導体業界は、2021年現在でかなり調子がいい業界です。
リモートワークやスマートフォンの普及によって半導体の需要がかなり伸びているので、その分ボーナスは高かったと思います。
伸びている業界に就職するのは、年収をアップさせるうえで重要ですね。
以上のように、一口に「機械設計エンジニアの年収」と言っても、務めている業界や年齢、残業時間など、人によって金額はかなり変わります。
この記事を読んでいる方の多くは、「年収を上げたい」と思っている方だと思いますので、次からは機械設計エンジニアが年収を上げる方法について解説します。
機械設計エンジニアが年収を上げる5つの方法
僕が思いつくかぎりで、機械設計エンジニアが年収を上げる方法は5つあります。
人によって合う・合わないがあると思いますので、あなたに合った方法があるか探してみてください。
残業代で稼ぐ
まず1つ目は、残業代で稼ぐこと。
さきほども言いましたが、残業すれば、やはり給料は増えます。
特に若手のうちは、残業しない月だと、給料を見て「少ないな」と感じてしまうでしょう。
具体的な金額を言うと、残業が多い月と少ない月では、給料が10万円以上違ってきます。
たとえば僕の場合、残業が少ない月は手取り20万円くらいですが、残業が多いと手取りは30万円くらいです。
もちろん、体を壊すほど残業するのはおすすめできませんが、お金を稼ぎたいなら残業するのが1番手っ取り早い方法と言えます。
出張費で稼ぐ
2つ目は、出張費で稼ぐこと。
多くの会社では、出張に行くと基本給とは別に、出張手当として出張費がもらえます。
金額は会社によって変わりますが、国内出張なら1,000〜3,000円程度、海外なら日当で10,000円以上もらえる場合もあります。
海外出張が多い企業なら、出張費だけでかなり年収はアップするはず。
海外出張を増やすには、自動車業界や半導体業界のように、海外売上比率が多い企業に就職するのがおすすめです。
もちろん、英語も忘れずに勉強しましょう。
特許を出願して稼ぐ
3つ目は、特許を出願して稼ぐこと。
こちらは、技術者ならではの稼ぎ方です。学生の方には、ちょっと馴染みのない方法かもしれませんね。
機械設計士として働くと、新規性の高い設計をすることで、特許を出願できることがあります。
特許を取った設計が他の製品に転用されると、特許の出願者である自分にもお金が入ってきます。
僕自身はまだ特許を出願したことはありませんが、先輩社員の中には、自分が出した特許の技術がいろんな製品に使われて、年収が100万円以上アップしたという人もいます。
ただし、特許が出願できるかどうかは、機械設計士としての知識・経験はもちろん、配属される部署やプロジェクトの内容にも左右されます。
新規性の高いプロジェクトや、研究・開発よりのチームに配属されれば、特許と出せる確率は高くなります。
「特許をたくさん出したい…!」という方は、配属面談などで上司や人事に相談してみるといいでしょう。
転職して稼ぐ
4つ目は、転職して稼ぐこと。
さきほど言ったように、機械設計エンジニアの年収は、業界によっても大きく変わります。
業績が良い会社、伸び盛りの業界に転職すれば、給料やボーナスが上がって年収をアップさせられるでしょう。
2021年現在で言うと、僕が務めている半導体業界は、業績がかなり伸びていておすすめです。
他にも、コロナ渦で業績を伸ばしている企業・業界はたくさんあるので、転職を検討している方は調べてみるといいでしょう。
副業で稼ぐ
5つ目は、副業で稼ぐこと。
年収を上げると言うと、「本業でどうするか」ばかりに目が行きがちですが、本業の経験を活かして副業で稼ぐのもおすすめです。
副業の種類はたくさんありますが、機械設計エンジニアの方におすすめなのは、ブログやYouTube、SNSを使った副業です。
本業で学んだ知識や経験を、ブログやSNSで発信することで、お金が稼げて本業の知識向上にもつながるので一石二鳥。
僕自身、このブログ「機械設計エンジニア1年目の教科書」を運営することで、機械設計について自主的に勉強するようになり、本業にも役立っています。
収益化はあまりしていないので、現状あまり稼げていないですが、月数万円くらいまでは行けるんじゃないかなと思っています。
まとめ:機械設計エンジニアの年収はあなた次第
記事の内容をまとめます。
- 機械設計エンジニアの年収は、日本の平均年収よりも少し高い
- 務めている業界や年齢、残業時間などによって、平均年収は変わる
- 手っ取り早く年収を上げるなら、残業を増やすのがおすすめ
- 海外出張が多いと、手当で稼げる
- 機械設計士なら、特許を出願して年収アップも可能
- 伸びている業界に転職すれば年収は上がる
- 本業で学んだことを副業で発信すれば、年収も上がって勉強にもなるので一石二鳥
以上です。
機械設計エンジニアの年収は、務めている業界や年齢、残業時間、仕事内容などによって変わります。
今回は年収を上げる方法として5つ紹介しましたが、人によって合う・合わないもあるはず。
機械設計エンジニアの年収はあなた次第です。
あなたに合った方法を見つけて、年収をアップさせてみてください!
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