「機械設計ってテレワークでも働けるの?」
「出社しなきゃいけない業務って何がある?」
「在宅勤務する場合に準備が必要なものがあれば知りたい…!」
このような疑問にお答えします。
こんにちは。機械設計エンジニアのはくです。
2019年に機械系の大学院を卒業し、現在は製造装置メーカーで機械設計士として働いています。
今回は、「機械設計はテレワークが可能かどうか」についてお答えします。
結論から言うと、機械設計はテレワーク・リモートワークが可能な仕事です。
実際、僕も在宅勤務をしていた期間があります。
しかしながら、全ての仕事が在宅でできるかというと、そうではありません。
本記事では、現役の機械設計エンジニアである僕が、在宅でできる仕事・できない仕事について紹介します。
機械設計はテレワークできるのか
はじめに言っておくと、機械設計エンジニアの業務は非常に幅広いです。
一概に在宅勤務ができる・できないという話ではなく、業務内容によって変わってきます。
したがって、ここでは下記5つの業務について、それぞれ在宅でできるか・できないかという判定をしていきます。
打ち合わせ
部署内の会議やお客さん・サプライヤーさんとの打ち合わせは、基本的に在宅でできます。
僕の会社でも、以前はすべて対面で行っていましたが、現在はすべてWEB会議。
わざわざ先方に出張したり、会議室に移動する必要もないので、WEBの方がむしろ効率がいいです。
ただし、実際に製品や装置を見ながら打ち合わせをする場合は、直接会って話した方がわかりやすいこともあります。
たとえば、「ウチの装置に使う場合はこのスペースに設置するから、ここが干渉してしまう」といったケース。
こういう時は、実際に装置を見てもらって、「じゃあこうしましょう」的な話をした方がわかりやすいです。
もちろん、写真や動画を見ながら説明することもありますが、やはり実際に装置を見ながら話した方が手っ取り早いこともあります。
設計・出図
設計・出図業務も、基本的には在宅でできます。
自宅にCADがなくても、ノートパソコンがあればリモートで接続して操作できるからです。
不便な点を挙げるとしたら、Wi-FiがショボいとCADの動作が重くなることと、ノートパソコンだと画面が小さくて見づらいことかなと。
CADはデータ容量が大きいですから、Wi-Fiが遅いと動きがカクカクしてしまいます。
また、画面も大きい方が操作しやすいです。
僕も会社ではモニターを2画面使って仕事をしていましたが、在宅勤務のときはノートパソコンの小さな画面でした。
やはり画面が大きい方が使いやすいですし、仕事の効率も上がります。
仕様書作成
続いても、在宅勤務が可能な業務です。
仕様書には、要求仕様書や購入仕様書など様々な種類がありますが、基本的にはどれも事務仕事。
場所を問わずに作業できます。
僕もシフト制で在宅勤務をしていたときは、仕様書や書類作成のようなどこでもできる仕事は会社でやらず、在宅勤務のときにやるようにしていました。
実験・評価・検証
こちらは、在宅勤務ができない業務になります。
機械設計では、自分で部品を設計したら、実際に組み立て検証や実験を行います。
設計どおりに組み立てられるか、機能に問題がないか、改善すべきところはないかを確認する作業です。
実際にモノを使いながら行う作業になりますので、やはり在宅ではなく、会社で行う必要があります。
場合によっては、電源や特殊工具が必要な必要なモノもあるので、きちんと安全が確保された実験室でやるのが普通です。
装置メンテナンス
こちらも、在宅勤務ができない業務です。
機械設計は、製品や装置がお客さんのところに出荷されたら業務終了ではなく、トラブル対応やメンテナンスまで行います。
実際にお客さんの工場に出向いて作業する場合もあるので、やはり在宅では不可能な業務です。
とはいえ、コロナ渦ではメンテナンスのための出張もかなり減ってきています。
設計者が出向くのではなく、フィールドエンジニアが常駐していて、その方たちに指示を出して対応してもらうことが多いです。
設計者が対応するか、フィールドエンジニアが対応するかは、会社によって異なるかなと思います。
在宅勤務であると便利なモノ3つ
在宅勤務でできる仕事・できない仕事についてわかったところで、ここからは、在宅勤務で準備しておくといいモノを紹介していきます。
機械設計の在宅勤務で必要なモノは以下の3つです。
- ヘッドセット
- 机と椅子
- モニター
ヘッドセット
1個目は、ヘッドセットです。
イヤフォンを使っている人も多いですが、やはりヘッドセットがあった方が便利。
声を拾いやすいので、「相手に声が届きづらい」といったトラブルもなくなります。
高性能なモノを買う必要はなく、最低限の機能(マイクとヘッドホン)があればOK
Amazonや楽天で探せば、2000〜3000円で手に入ります。
下記は僕が実際に使っているヘッドセットですので、どれを買えばいいかわからないという方は、参考にしてください。
3年以上使っていますが、今のところ問題なく使えています。
机と椅子
2個目は、机と椅子です。
在宅勤務だと、よく座椅子やこたつで作業をしている人がいますが、やっぱり体に良くないです。
姿勢も悪いし、腰や背中を痛める可能性があります。
1日だけとかならまあOKですが、これからも在宅勤務が続くなら、ケチらずに買った方が仕事の効率も上がります。
こちらも、安いモノなら数千円で手に入ります。
「一人暮らし用」や「折り畳める机と椅子」とかも売ってますので、部屋の大きさに合わせて選ぶのがいいかと。
ちなみに、僕が使ってるのは下記。ごく普通の机と椅子です。。。
モニター
3個目は、モニターです。
こちらは僕自身持っていませんが、買おうかなと思っているモノ。
さきほど説明したように、CADを使うときはやっぱり大きなモニターの方が操作しやすいです。
仕事以外にも、NetflixやYouTubeを観るのに使えるので、1つ買おうかなと思っています。
軽く探してみた感じ、1万円以下でも結構良いものが買えそうなので、コスパは良いかなと。
また購入したら、このブログでも紹介する予定です。
まとめ:在宅勤務を快適にしよう
以上、機械設計は在宅可能かどうかについて、1つずつ解説してきました。
機械設計の仕事は基本的に在宅勤務OKですが、中には出社して作業しなければならない業務もあります。
「在宅勤務する予定がある」という方は、ぜひ今回紹介した内容を参考に、準備してみてください!
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