「配管設計を担当することになったけど、継手の選び方がわからない」
「メーカーによって似たような種類の継手があってわかりづらい」
このような疑問にお答えします。
こんにちは、機械設計エンジニアの「はく」です。
製造装置メーカーで機械設計をしており、過去にガス配管、冷却水配管の設計を担当した経験があります。
そこで今回は「継手の種類と選び方」を記事にまとめました。
継手の種類を、接続方法・用途・材質・サイズにわけてわかりやすく解説しています。
この記事を見れば、仕事でどの継手を選定すればいいかがわかるはず。
ぜひ、参考にしてください。
接続方法で選ぶ
継手は、接続方法によって以下の6種類にわけられます。
- メカニカルグリップ継手
- メタルガスケット継手
- ワンタッチ継手
- ねじ込み継手
- 溶接継手
- クランプ継手
使用する流体や配管の種類によって用途がちがうので、継手を選定するときは注意が必要です。
たとえば、「腐食性のガスを流す場合はメタルガスケット継手」、「樹脂チューブを使う場合はメカニカルグリップ継手やワンタッチ継手」といった感じ。
それぞれの詳細は下記記事で解説していますので、参考にしてみてください。
用途で選ぶ
継手は単純に配管同士をつなぐだけでなく、配管をL字やT字に曲げる、クロスさせる、径を変えるなどの役割があります。
したがって、配管を直線でつなぎたいのか、90度曲げたいのか、配管径を変えたいのか、など用途に応じて適切な種類の継手を選定しなければいけません。
- エルボ
- チーズ
- クロス
- レデューサー
- インクリーザー
- フランジ
- カップリング など
用途別の継手の種類については、下記記事が画像付きでわかりやすいです。
材質で選ぶ
継手を材質で選ぶときは、流体の種類や使用温度に注意が必要です。
材質によって、腐食に強い、熱に強い、などの特徴があります。
継手の材質については、下記記事がわかりやすいです。
サイズで選ぶ
配管のサイズは、A呼称(ミリサイズ)とB呼称(インチサイズ)の2種類があります。
継手を選ぶときは、使用する配管サイズに合わせて継手サイズを選ばなければいけません。
ちなみに、「1インチ=25.4ミリ」です。
正しい種類の継手を選定しよう
以上、継手の種類と選び方を、接続方法・用途・材質・サイズ別に解説しました。
本記事を参考に、ぜひ正しい継手を選定できるようになってください!
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