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機械設計エンジニアのキャリアプランを考えてみた【年代別に解説します】

機械設計エンジニアのキャリアプランを考えてみた【年代別に解説します】機械エンジニアの働き方
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「機械設計になったけど、この先どんなキャリアを歩むんだろう」

「何歳ぐらいで係長になって、年収いくら稼げるのか気になる」

「具体的なキャリアプランを教えてほしい…!」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。機械設計エンジニアのはくです。

2019年に機械系の大学院を卒業し、現在は製造装置メーカーで機械設計士として働いています。

今回は、「機械設計エンジニアのキャリアプラン」についてお答えします。

機械設計に限らず、社会人になると自分の人生設計について考えますよね。

「何歳で結婚して、何歳で課長になって、年収はいくらになるか」といったことが気になると思います。

本記事では、現役の機械設計エンジニアである僕が、機械設計士のキャリアプランについて解説します。

これから機械設計を目指す方や若手設計士の方は、ぜひ記事の内容を参考にしてください。

機械設計のキャリアプランを考える

機械設計のキャリアプランを考える

僕自身、この記事を書いている現在は27歳なので、ここでは僕のまわりの先輩社員を参考に機械設計エンジニアのキャリアプランを紹介します。

20代

まずは20代の働き方について。

20代前半は、ほとんど新人としてあつかわれます。

仕事内容としては、先輩が設計した部品のバラシ(3Dモデルを2Dの図面に起こすこと)や、簡単な部品の設計をしながら仕事を覚えていくといった感じ。

基本的には先輩のサポートがメインになるので、仕事の責任としても低めです。

基本給も低いので、お金が欲しい人はたくさん残業をして稼ぐしかないでしょう。

20代後半になると、人によっては簡単なユニット設計の担当を任されることもあります。

この辺から、自分が将来マネージャーや管理職につきたいのか、それとも専門知識を極めてスペシャリストになりたいのかが見えてきます。

どちらが正解という話ではなくて、向き・不向きの問題です。

ぼんやりとでもいいので、仕事をしながら自分はどちらが向いているか考えてみると、キャリアプランを立てやすいでしょう。

30代

30代は、キャリアの中でもガツガツ働く年齢と言えます。

将来管理職を目指す人なら、係長や課長になって、グループやプロジェクトのリーダーを任されることもあります。

責任が大きく、業務量も多いですが、仕事が好きな人にとってはやりがいも大きくなってくるかと。

また、役職持ちになると給料も上がります。

月々の給料はもちろん、ボーナスで周りと結構差がつくので、年収アップもモチベーションが上がる1つの要因となるでしょう。

20代後半から30代は、結婚・出産・育児とお金のかかるイベントも多いので、給料が増えるのはありがたいですね。

40代

40代になると、管理職と専門職の違いがかなりはっきり分かれてきます。

マネージャーとなってチームをまとめる人、スペシャリストとなってガンガン設計をする人といった感じです。

マネージャーの方が責任は大きいですが、機械設計のスペシャリストは業務量も多く、どちらが大変・楽といったのはありません。

僕自身コミュニケーションが苦手な方なので、どちらかというとスペシャリストの方が向いているのかなと感じています。

給料面で見ると、管理職は基本給が高い分、ボーナスの額も上がります。

ただし、管理職になると残業代がつかない「裁量労働制」になるので、残業が多いと専門職の方が給料は高くなることも。

会社の業績に連動してボーナスが増えるのが管理職、業績よりも残業に連動して給料が増えるのが専門職といったイメージです。

裁量労働制とは

実際に働いた時間に関係なく、契約で決められた給料が支払われること。

残業が少なくてもお金が稼げるが、たくさん残業しても残業代が出ないのがデメリット。

50代

50代は、40代の仕事の延長といったイメージです。

管理職として出世できれば、部長となって部署全体の取りまとめを担当する役職につけます。

当然、給料も上がりますが、部長になれるのは会社の中でもごくわずか。

専門知識があるのはもちろん、チームを管理できるようなマネージャー向きの性格であることが条件です。

一方、専門職としてキャリアを続ける場合、仕事内容は40代とそう変わりません。

部署によっては、定年間近になると残業も減ってきて、ゆとりを持って働ける場合もあります。

もちろん、定年間近でもガンガン残業している人もいますが。。

定年後

60歳になると定年退職ですが、再雇用で会社に残って働く人もいます。

仕事内容は社員時代と変わりませんが、残業は少なくなる場合が多いです。

仕事の責任も、社員よりは軽くなるので、僕の先輩いわく「楽しく働ける」とのこと。

ただし、仕事内容は同じでも、給料はガクンと下がります。

具体的に言うと、正社員時代の8割前後。

同じ仕事をしていても、給料は下がってしまうので、僕からしたらちょっと割りに合わないかなと思ってしまいます。

僕だったら、60歳までにしっかり貯金をして、定年後は余暇を楽しみたいですね。。。

キャリアプランが合わないなと思ったら

キャリアプランが合わないなと思ったら

ここまで、年代別のキャリアプランを説明してきましたが、中には「自分が思っていた内容とちょっと違うな」と感じた方もいると思います。

そんな方は、本業とは別になにか新しいことを始めてみるのがおすすめです。

英語の勉強をするのもいいですし、プログラミングを始めるのもいいです。

あるいは、僕みたいにブログを始めたり、最近だとYouTubeをやってみるのも面白いと思います。

本気で転職する気はなくても、普段とは違うことを始めることで、視野が広がって自分のキャリアプランが見えてくるはず。

世の中には、現在働いている会社以外にもたくさんの会社がありあます。

このまま今の会社で働くのか、20代でスキルを身につけて転職するのか、さっさと転職して全く別の仕事に就くのか、、、など。

20代のうちにキャリアプランを考えておけば、あなたに合った働き方が見つかるはずです。

まとめ:機械設計のキャリアプランは人それぞれ

機械設計エンジニアのキャリアプランを考えてみた【年代別に解説します】

記事の内容をまとめます。

  • 20代前半は、新人として仕事を覚える時期
  • 20代後半から、徐々にキャリアプランを考え始める時期
  • 30代は、キャリアの中でもガンガン働く時期
  • 40代は、管理職と専門職でキャリアが分かれる時期
  • 50代になると、管理職として給料アップの可能性もアリ
  • 定年後は再雇用で働くか、引退して余暇を楽しむかの2択

以上です。

今回は、各年代に分けて、機械設計エンジニアの働き方や年収をざっくり説明してきました。

もちろん、会社によって差はありますし、あなたの性格によってどのようなキャリアが合っているかは変わります。

今回紹介した内容を参考にして、ぜひあなたに合ったキャリアプランを考えてみてください。

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