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機械設計の仕事に資格は不要です【現役エンジニアの僕が断言する】

機械設計の仕事に資格は不要です【現役エンジニアの僕が断言する】スキル
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「機械設計の仕事に就きたいけど、資格を取っておいた方がいいのかな?」

「資格が役に立つかどうか、実際に働いている人の意見が聞きたい…!」

「そもそも機械設計に関連する資格には、どんな種類がある…?」

このような疑問にお答えします。

こんにちは。機械設計エンジニアのはくです。

2019年に機械系の大学院を卒業し、現在は製造装置メーカーで機械設計士として働いています。

今回は、「機械設計の仕事に資格が不要な理由」をお伝えします。

資格を持っているのはスゴいことですが、実際の仕事においては、資格よりも経験の方が重要だったりします。

「資格の勉強をしようか迷っている」「機械設計への就職・転職を考えている」という方は、ぜひ記事の内容を参考にしてください。

機械設計の仕事に関連する資格一覧

機械設計の仕事に関連する資格一覧

はじめに、機械設計の仕事に関連する資格にはどんなものがあるかを紹介します。

CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験は、その名のとおり、CADに関する知識やスキルを問う試験です。

機械系だけでなく、土木や建築、電気系の技術者も受験します。

出題範囲は、CADの基礎知識や使い方、製図の基礎知識など。

2次元CAD利用技術者試験(2級・1級)と、3次元CAD利用技術者試験(2級・準1級・1級)の2種類があり、級が下がるにつれて難易度は上がります。

CADとは

Computer Aided Designの略で、パソコンを使って設計ができるソフトのこと。

昔は手書きで図面を作成していたが、CADを使えばコンピュータ上で図面や3Dモデルの作成が可能。

機械設計技術者試験(3級・2級・1級)

日本機械設計工業会が主催する、民間の認定試験です。

4大力学(材料力学・熱力学・流体力学・機械力学)から、製図、材料、機械加工、メカトロニクスなど、幅広い分野の問題が出題されます。

また、機械設計技術者試験には受験資格があり、3級は誰でも受験できますが、2級は3年以上、3級は5年以上の実務経験が必要です。

技術士(機械部門)

技術士は、科学技術に関する高度な知識と能力を備えている有能な技術士に与えられる国家資格です。

機械部門以外にも、化学部門、建設部門、電気電子部門など全部で21の種類があります。

国家資格というだけあって、難易度はかなり高く、合格率は第一次試験で約50%、第二次試験で約20%となっています。

技能士

こちらも国家資格です。技能検定に合格した人に与えられます。

金属加工や整備、検査など、座学ではなく実務よりの試験です。

全部で111種類あり、職種ごとに細かく分かれています。

詳細は、「技能士一覧」が参考になります。

機械設計に資格が不要な理由

機械設計に資格が不要な理由

タイトルにもあるとおり、「機械設計に資格は不要」というのが、現役の機械設計士である僕の意見。

その理由を、僕の経験にもとづいてお話します。

資格で得られる知識はネットに書いてある

資格を取るのに必要な4大力学やCAD、製図などの知識は、ネットで検索すればいくらでも答えが出てきます。

したがって、実際の業務でも、わからないことが出てきたらその都度ネットや本で調べればOK。

わざわざ覚える必要はありません。

機械設計で重要なのは、むしろネットや本に載っていない知識・経験です。

たとえば、「耐熱300℃以上で、熱伝導率が低い材料が必要」という場面では、設計者自身が適切な材料を選定する必要があります。

もちろん、選定にあたっては材料の知識が必要になりますが、ネットには「コレを使えばいいよ」といった明確な答えは書いていません。

最終的には、設計者が自身の知識と経験をもとに判断する必要があり、資格を持っているかどうかはあまり重要ではないと言えます。

僕の周りにも、資格を取っている先輩社員はいない

実際、僕の周りにも資格を持っている先輩社員はほとんどいません。

資格を取ってもあまり意味がないし、そもそも会社や部署によって必要な知識やスキルは変わってくるからです。

たとえば、CADは会社によって使っているソフトが違います。

有名なのは、AutoCADやSOLIDWORKSなど。

ソフトが違えば操作方法も変わるので、資格を持っているからといって必ずしも役に立つとは限りません。

重要なのは、自分の業務で使えるスキルが身についているかどうか。

資格を取るなら、上記を意識して勉強してみるのがいいでしょう。

とはいえ、機械設計の勉強は大切

ここまで、機械設計の仕事に資格は不要と説明してきましたが、とはいえ勉強することは大切です。

資格を取るかは別にして、自主的に勉強することで新しい知識が身につき、業務で行き詰まったときに役立つ可能性があるからです。

具体的には、やはり自分が今担当している業務に関連した勉強をするのがおすすめ。

たとえば僕は、ガス配管の設計を担当していたとき、休日を使って継手施工や配管設計について勉強していました。

一部はこのブログにもまとめています。

配管設計の勉強をすることで、疑問点を解決できましたし、その後の仕事をスムーズに進められました。

このように、いま現在取り組んでいる業務の勉強をすることは、仕事へすぐに活かせるのがメリット。

仕事で成果が出ればモチベーションも上がるので、資格の勉強をするよりも実践的でおすすめです。

まとめ:機械設計では資格よりも経験が大切

まとめ:機械設計では資格よりも経験が大切

記事の内容をまとめます。

  • 機械設計に関連する資格には、CAD利用技術者試験・機械設計技術者試験・技術士・技能士などがある
  • 機械設計の仕事に資格は必要ない
  • 資格で得られる知識はネットで検索できる
  • 資格よりも経験が重要
  • 自分の業務に関連した勉強をするのがおすすめ

以上です。

何度も言いますが、機械設計をするにあたって資格は不要です。

実際、僕の周りにも資格を持っている先輩社員はほとんどいません。

大切なのは、資格を持っているかどうかよりも、状況に応じて適切な判断ができること。

そのためには、知識と経験の両方を持っていることが重要になります。

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