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機械設計の仕事できついところとその対処法【僕の経験談を紹介します】

機械設計の仕事できついところとその対処法【僕の経験談を紹介します】就職・転職
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「機械設計の仕事はきついって聞くけど、実際どうなの?」

「機械設計は忙しいからやめとけと言われた…」

あるいは

「機械設計として就職したけど、仕事についていけない」

「わからないことが多すぎて辛い…」

このような疑問や悩みを解決します。

こんにちは、機械エンジニアの「はく」です。

普段は、製造装置メーカーで機械設計をやっています。

本記事では、僕自身の経験をもとに「機械設計の仕事できついと感じるコトとその対処法」をご紹介します。

これから機械設計の仕事に就く方、あるいは機械設計を辞めたいと思っている方に、ぜひ読んでもらいたい内容です。

機械設計の仕事できついと感じること5つ

機械設計の仕事できついと感じること5つ

僕が機械設計の仕事をやっていて、きついと感じることは5つです。

覚えなければいけないことが多すぎる

まずは新入社員時代の経験から。

新人の頃は、とにかくわからないことだらけで、毎日ツラいと感じていました。

もちろん、最初は簡単な仕事から任されるのですが、CADの操作や図面の描き方など、イチから全部覚えなければいけないので大変です。

また、自分の担当を任されるようになった後も、勉強しなければいけないことがたくさんあります。

例えば、部品の材質を決める場合は、ヤング率や熱膨張率、耐食性、耐熱性など、材料ごとの特性を考慮しなければいけません。

パーツも自分で選定するため、ネジや軸受、継手、配管、歯車、モーターといった機械要素の知識も勉強が必要。

材料にしろ、機械要素にしろ、業務が変わるたびに新しい知識が必要なので、勉強が大変です。

ネットで検索しても答えが見つからない

こちらも新人の頃によく感じていました。

機械設計の仕事は、ネットで検索しても答えが見つからない問題がほとんどです。

例えば、図面の描き方なんかは、社内独自のルールがあったりするので、ネットで検索しても正解がわかりません。

そのため、いちいち先輩に聞いて解決する必要があり、コミュ障の僕にとっては苦痛でした。

また、周りの先輩が忙しかったりすると、そもそも質問することさえできません。

そうなると、仕事が全く進まなくなるので、ムダな時間や残業が発生します。

「最近仕事が全然進んでないな」と感じると、達成感がないため、精神的にキツイです。

業務量が多すぎる

機械設計は、業務範囲がめちゃくちゃ広いです。

単純な設計業務にくわえて、サプライヤーとの打ち合わせや見積り依頼、検査立ち会い、性能試験、不具合対応など。

次から次へと、業務が割り振られます。

そのため、一人ひとりの残業時間も必然的に多くなり、これが続くと体力的にも精神的にもキツイです。

納期に追われる

業務量が多いことにくわえて、納期がキビシイのも機械設計という仕事の特徴です。

ほとんどの場合、納期は自分の意志に関係なく、お客さんの都合で決められます。

機械設計は人手不足ということもあり、納期に間に合わせるためには、残業するしかないこともしばしば。

残業をして納期に間に合わせても、また別の仕事が待っているので、常に忙しい状況が続きます。

ダメ出しされる

機械設計の仕事では、設計内容に問題がないかを関係者で確認する「デザインレビュー(DR)」というものがあります。

なぜこの構造にしたか、強度は十分か、もっとコストが安くならないか、といったことを確認する会議です。

若手のうちは、このデザインレビューで、ほぼ100%ダメ出しをされます。

やはり上司や先輩の方が経験がありますし、人が設計したモノの方が客観的にダメな部分を見つけやすいからです。

もちろん、ダメ出しされ、設計をやり直すという経験をしながら成長していくわけですが、あまりダメ出しばかり続くと「辞めたい」と感じることもあります。

仕事がきつい時の対処法

仕事がきつい時の対処法

ここからは、機械設計の仕事がキツイと感じた時の、僕なりの対処法を紹介します。

僕自身、入社1年目の頃に、今の会社を辞める寸前までいった経験があります。

結局辞めなかったわけですが、何かを変えなければまた辞めたくなると思い、下記の3つを意識するようになりました。

勉強する

1つ目は、自主的に勉強すること。

「わからないことが多すぎる」

「ネットで調べても解決できない」

この2つが僕が機械設計を辞めたいと思った一番の原因でした。

なので、これを解決するためには、やはり自分で勉強するしかないです。

とはいえ、「機械設計便覧の内容をすべて覚える」といった勉強法では、時間がいくらあってもありませんし、大変すぎてすぐに挫折してしまいます。

僕が実践しているのは、今の自分の業務に関連した内容を勉強すること。

当たり前のことですが、これが一番タメになりますし、勉強を続けやすいです。

たとえば、ガス配管の設計を担当していた時は、継手の種類について自分で勉強して、ブログにまとめました。

1つずつでいいので、担当業務に関係のある内容から勉強していくこと。

コレが僕がおすすめする、挫折しないための機械設計の勉強法です。

質問する

2つ目は、プライドを捨てて質問すること。

「そんなことも知らないの」と思われてもいいので、新人のうちは恥を捨てて質問するのが大切です。

僕自身「大学院を出た」というプライドもあったので、わからないことがあってもなかなか先輩に聞くことができませんでした。

しかしながら、コレだといつまでたっても解決しませんし、わからないまま放っておくと自分も成長できません。

聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥。機械設計の仕事で一番大切なことです。

恥やプライドを捨てて勉強し続ければ、仕事を楽しめるようになります。

タスク管理をする

3つ目は、タスク管理をすること。

業務量が多かったり、納期に追われていたりすると、無駄に残業してしまうことがよくあります。

「今日は何をどこまでやるか」が決まっておらず、「とりあえず残業する」という状態です。

しかしながら、この状態だと1日の終わりが見えません。

そのため、これが何日も続くと精神的にまいってしまいます。

きちんとタスク管理をしておけば、「今日はここまでやったら帰れる」という基準がわかるので、集中力があがります。

全体の納期しか意識していないという人は、1日単位で細かくタスク管理をするのがおすすめです。

まとめ:機械設計は大変な仕事です

機械設計の仕事できついところとその対処法【僕の経験談を紹介します】

記事のポイントをまとめます。

  • 機械設計は覚えなければいけないことが多すぎて、辛い
  • ネットで検索しても答えが見つからなくて、辛い
  • 業務量が多すぎて、辛い
  • 納期に追われて、辛い
  • ダメ出しされて、精神的に辛い
  • 仕事がきつい時は、今の業務に関係のあることを1つずつ勉強する
  • 恥を捨てて勉強し続ければ、仕事を楽しめるようになる
  • タスク管理をすると、1日の終わりが見えやすい

以上です。

機械設計はきつい仕事です。

上司や先輩社員を見ていても、大変そうだなと思うことが多々あります。

とはいえ、経験を積んで仕事を楽しめるようになれれば、やりがいのある仕事だとも思っています。

これから機械設計の仕事に就こうと考えている方、機械設計を辞めたいと思っている方は、今回の内容が参考になったら幸いです。

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